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EPISODE003
練り込み陶芸家 水野智路は多趣味である。しかしその域は一般的な「趣味」という領域ではない。ヨーヨー、ダーツ、スケートボード…気になったものは納得行くまで追究する。それは水野の根本にある「スタンス」がそうさせている気がする。水野は陶芸と趣味を重ねている。「練習して新しい結果を得る」このプロセスに喜びを感じる水野は全て同じ感覚で向き合っているようだ。さらにはそれぞれに触れる際の「意識の切り替え」を大切にしている。水野が周囲から好かれ、様々なチャンスを具現化できるのはこういった彼自身の性格が魅力的である証拠だ。また、自身も愛用している「ユニクロ」とのコラボでは名古屋の陶芸家4名に選ばれ、ロゴマークを陶芸で作成した。そういったひとつひとつの仕事を本気で喜び、全力で楽しみながら仕事をする水野の姿はかっこいい。SNSを活用し自らの活動を発信する水野には海外のファンも多い。しかし海外のファンへネットを活用した販売は行っていない。これには理由があった。見た目の面白さだけでなく触って感じてほしいという想いがあるのだ。もちろん海外には興味もあるし実際に海外の人々に自分の作品に触れてもらい。しかし、まずは日本で展示できる機会をもっと増やし、まだ自身の作品に触れたことのない日本の皆さんへしっかり伝えて行きたいという想いがあった。スーパーマリオやピカチュウなどのキャラクターを使って練り込み陶芸を作ってみたりと、自由な発想で陶芸を作り出す水野智路。「ありえない」こともやってみると次に繋がる。楽しそうに陶芸のことを話す彼を見ていると、大人が真剣に遊ぶことの大事さを感じる。格式が高いイメージがある陶芸。しかし水野のような陶芸家が現れる事によって、それら伝統はもちろんのこと世界に向けた発信、何よりもこれからの若い人へ大きな影響を創り出していくように感じる。
2018.08.03
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