Manga Artist

たむらあやこ

人生を変えた難病の先には新しい自分との出会いがあった

Manga Artist – たむらあやこ

2002年にギラン・バレー症候群を患い、それでも「絵を描きたい」という強い想いで漫画家という道を切り拓いた女性、たむらあやこ。ギラン・バレー症候群は、彼女が漫画家になることにおいて、とてつもなく大きな障害だった。ギラン・バレー症候群とは、ウイルスや細菌感染がきっかけで発症する末梢神経系の病気で、風邪と似た症状の後に四肢(手足)の運動神経に麻痺が起こり、筋力低下や脱力感、しびれ等から自律神経に影響を及ぼす病気。人によってその症状がおこる部位はさまざまであるが、彼女の場合は突然の下半身麻痺からはじまり、全身に及んだ。発熱と急な麻痺状態にパニックに陥り、医者からは「一生寝たきり」を宣告されてしまう。しかし、その状態に陥りながらも彼女の心の中に灯ったのは「絵を描きたい」という強い想いだった。それまでは趣味で描いていた絵がこんなにも大きな存在だということに気付いたのは病気になってから。さらに彼女の前向きな性格は、闘病記を題材にした漫画には打って付けだった。なぜなら、自分の描く漫画で勇気付けられたという声を沢山耳にできたのだ。「闘病生活でも人のためになる!」彼女の前向きさは多くの人を助け、そして自分への勇気にもなった。看護師として人のため、家族のために働いてきた たむらあやこの人生は、難病になろうと人々を救おうとする。もはや使命なのであろう。自分の悲劇すら喜劇に変えてしまう漫画家 たむらあやこの作品を是非手に取ってもらいたい。生きる勇気や意味を実感する。不思議と涙と笑顔が湧き出てくる。

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