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榎木智一

EPISODE003

「とりあえずやってみる…」そう思い、誰もがなにげなく行動に移すことは大いにしてある。しかしそんな「とりあえず…」を大事に、そして気持ち良く行動に移す人物がいる。役者でパフォーマーの榎木智一だ。とにかく前向きだ。榎木の話を聞いているとまるで子供のように感じる。でもそんな子供のような榎木の姿は、大人になっていくと忘れてしまう「とても大切なこと」を気付かせてくれる。年齢を重ねていくと様々なことの「新鮮さ」がなくなり、どんなことにもワクワク感がなくなっていく。そこで出てくるのが「とりあえず…」だ。しかし榎木という男は「待ってました!」と言わんばかりに、嬉しそうにその「とりあえず…」に触れる。常に新鮮な気持ちで向き合うのだ。そして、そこから得られたプラスの結果をまるでご褒美をもらったかのように喜ぶ。改めて、そんな感覚をどこかに置いてきてしまったなぁと感じた瞬間だった。そんな榎木が役者やパフォーマーとして向き合い始めた頃の話を聞いていると、当時の「のめり込んでいく姿」がとてもリアルに想像できた。役者として活動する中で一番つらいことは「台詞覚え」だという榎木。頭の中で流れる台詞が身体中に行き渡った時、台詞は役者を通して観客へと自由に解き放たれる。その境地に至るため、榎木は短時間で一人の人間を演じることの難しさと常に闘っているようだ。ここにも榎木らしい「感覚」を垣間見た。自分の知らない人物になかなかなれないと榎木は語る。知らない人は知らない。しかし役者はそれを演じるのだ。プロなら尚のこと。だからなのだろう。榎木はいつも人を観察している。それは「知らない人」になれないが故の「榎木流役作り」への入り方なのだろう。パフォーマー、そして役者という、ある意味両極端な生き方に身を置く榎木。しかしこの両極端な生き方が榎木にとって、とてもちょうどいいバランサーになっているようだ。失敗を恐れずに挑戦を続ける彼の活動をぜひ見てほしい。まずは「やってみること」、その大切さに気付かせてくれるはず。

 

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