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EPISODE002
「バンド活動」から「バンドの為」の活動になり、結果的にロックバンド「鶴」や、彼らと同じように3ピースバンドである「シンガロンパレード」、透き通った声が印象的な「市川セカイ」といった個性的であり、そしてハイレベルなアーティストを創造した森田和人。老舗ライブハウス「新宿JAM」の店長を経て森田のサウンドを聴き分ける耳はもちろんピカイチだが、原石を掘り当てる嗅覚は素晴らしい。掘り起こすアーティストの共通項は「人間性」である。楽しいやつらと仕事がしたい!という思いをそのままサウンドと共に嗅ぎつける。ミュージシャンを育てる「ライブハウス」そのものを知り尽くし、オーディエンスと同じように音楽を楽しみながらも、夢を具現化!それでいて人が好きな森田。ミュージシャンが育ててもらいたい人物像のど真ん中である。さらには多くのオーディエンスや所属ミュージシャン、周囲の業界担当者たちへの感謝をいつも忘れないその動きは信頼も厚い。ミュージックレーベル「Soul Mate Record」を立ち上げるまでに至る森田の活動を見れば、楽曲やアーティストのパフォーマンス以上にその「人間」とそれだけ真剣に向き合ってきたかが理解できる。本当に素敵なレーベルだ。かつては森田もバンド活動をしていた。つまりマネージメントとして選ばれる側から選ぶ側の立場になった。多くのデモ音源を聴いてきた森田の心を動かすものは何なのか。「プロとして、上手くなるしかない」そう思っていたころとは違う答えが、今の森田の中には確かな答えとしてあるようだ。いつの時代もトレンドが生み出される。そしてその街並みには必ず音楽が流れていて、もはや音楽のない世界なんて想像がつかない時代になった。さらに言えばこれからのアーティストは楽曲だけではダメであろう。森田の言う「人間対人間」が奏でる音楽が重要視される時代に突入している。
2018.11.23
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