「天空の城ラピュタ」に魅せられて、感動で留まらずその想いをキャンバスの中でさらに膨らませたアーティスト「空想絵画物語 なお」。「空想絵画物語」その名を冠して生み出される「なお」の作品は、キャンバスの中に吹く風を、肌で感じるほどの躍動感があり、ファンタジーの世界でありながらも、まるで自分が登場人物になったかのように、リアルな世界を冒険する。そんな彼の中の「空想世界」が溢れ出した瞬間は、日常のほんの小さな気付きがきっかけだった。「届きそうで届かないところを想像してみる…」彼の空想世界は、まさにその時、萌芽を迎えた。毎日「空想世界」への入り口と出会うべく公園や山道、川辺を歩く「なお」。2本の足で辿り着いた先で目にした、自分の想像を超えた「事実」。日常を駆け抜け非日常へと飛び込んだその瞬間は、彼の想像の先にある「空想世界」へと踏み込んだ瞬間であり、彼の絵の中で感じる「旅」や「冒険」といったものに強く表れる。彼の世界は「構図」へのこだわりが大きな要素。その構図こそが見る者をまさに「空想世界」に引き込む「扉」だと彼は語る。自分の想像を超え具現化された「空想世界」は、彼にとってとても大切な物語であり、その物語の中で彼もまた新たな「空想世界」を描いているのだと感じた。

なお Read More