「マジシャン」と言えば、誰もが思い浮かべるマジックがある。しかし、誰も思い浮かべることのないマジックをその場の環境に応じて即興で披露してしまうマジシャンがいる。「フリースタイルマジック」という独自のジャンルを確立したマジシャンK-SUKEである。彼にマジックの面白さを教えてくれたのは、幼少期に横浜で出会ったプロマジシャンだった。それは今までおもちゃに過ぎなかったマジックが「夢」に変わった瞬間でもあった。いつの日からか数々のマジックコンテストに出場し、多くの優勝やゴールデンタイムのテレビ番組まで出演するようになったK-SUKE。しかし、マジック界に入った彼はある壁にぶち当たった。日本でのマジックは、パフォーマンスであるにも関わらずミュージシャンや役者と同等にみられることがないという現実だ。自分に「夢」を与えてくれたこのマジックを通して、今度は自ら多くの人たちに「夢」を与えたい！と願うK-SUKEはマジック界をイノベートすべく、様々な「表現手法」と向き合った結果、マジシャンに俳優の要素を入れ込み、全く新しいポジションを確立させようと大きな一歩を歩みだした。固定概念を打ち壊すK-SUKEの活動にはマジックへの感謝とマジック界からの期待も背負っている。その細くて器用な指先から魔法を描いてきたK-SUKE。今度はマジック界そのものに魔法をかけるようだ！

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