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さとうたけし

EPISODE003

ペイントアーティストとして活躍する さとうたけし。ミューラルアーティスト(壁画作家)に魅せられ会社を辞めビザも取得した。しかし、勢いで単身渡米したものの現実は厳しかった。そんな中で「このままじゃ日本に帰れない!買ったペイント道具だけで稼ぐしかない!」と思い、青と白しか残っていないペンキで悩んだ結果、この二色なら「空」が描ける!という発想に至る。「子供部屋の天井に空を描かせてほしい」と一軒一軒インターフォンを鳴らして回り、ようやく掴んだ20ドルで緑や黄色など少しずつ色を増やしながら、色を混ぜることで新たな色を作り出して作品を描いていた さとうたけし。こんなにたくましく、「0から1」を生み出すパワーに満ち溢れている人は本当に少ない。今では日本でも活躍するさとうだが、彼のモチベーションの根本にあるのは絵を描く楽しさだ。絵具を練ったり混ぜたりするまるで泥遊びのような感覚も彼にとっては魅力の一つでもあり、幼き頃に誰もが触れた「あの」感覚なのである。子供たちにワークショップを行う際は、何を描くかということより絵具で遊ぶことの楽しさを大切にしている。そんなさとうの勢いは止まらない!彼が次に注目したペイントアーティストとしての可能性は「料理」とのコラボである!塗料の臭いなどを考えると難しいと思われがちだが、様々な要因をクリアすべく塗料の開発まで行い、「EAT ART」と銘打った食事をしながらのパフォーマンスショーを具現化したのだ。おしゃべりはもちろんのこと、パフォーマンスも楽しめるフレンチは、この上なく贅沢な時間としてお客様に提供される。しかもさとうのパフォーマンスは、誰もが唖然とする!そこに浮き上がってくる絵は圧巻のクオリティである。感動したから動いた。そこに「それ」しかないから触れてみた。無いから作ってみた。楽しいから続けてみたさとうたけしの生き方そのものが感動するし、人が忘れかけている今一番大切な何かを感じた。

 

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