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木全靖陛

EPISODE002

20歳頃からアーティスト活動を始めた木全靖陛。いつの日からか海外での活動を視野に入れていた木全は、初めての海外展開を行なった国がロシアだった。その後アメリカ・シンガポールなど自身の作品を世界に打ち出していった木全は、面白い発見をする。それは、その国の人々によって作品への「入り込み方の違い」を感じ取ったのだ。例えばアメリカで言えば作品に対する精神論や絵を描くまでのプロセスなどを求めてくる。ロシアはパフォーマンスそのものをアートとしっかり捉え、一気に描いていくことで浮かび上がってくるそのものを、まるでマジックを見ているかのように感動してくれる。木全は自身の描く作品そのものから「世界」を学んでいるようだ。今では「画家」と肩書きを打ち出し、寺の屏風に龍を描くなど活躍の場を広げている木全だが、当時は活動そのものに迷いもあったという。30代までは気持ちのどこかで何事に対しても「いつかやればいいや」という甘えだった。そんな思いが変わったきっかけとなったのが奇しくも祖父の死だった。絵で全うしようという覚悟を決めてから木全の作風はがらりと変わった。墨で描く龍の圧倒的な存在感は、それこそロシアやアメリカなどの海外でのライブペイントイベントで反響を呼んだ。大きなターニングポイントになった事は言うまでもない。さらに作品を生み出す手法として「ライブパフォーマンス」を取り入れたのは大きかった。もちろん個展などこなす木全だが、ライブパフォーマンスは木全のもう一つの武器だ。観客の目の前で「描くこと」そしてなによりもその反応に生きがいを感じた木全は、観客の視線や緊張を自身のエネルギーに変換させてしまう!絵はまさに彼自身の最高のコミュニケーションツールなのだ。

 

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2018.12.28

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