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秋野温

EPISODE001

ロックな音楽に憧れて音楽の世界に飛び込んだ男、「鶴」のボーカリストでありギターの秋野温。なんとメンバーは中学校時代の同級生だ。もともとソウルミュージックに心をときめかせていた秋野は自分の好きなロックとソウルを掛け合わせたコンセプトで楽曲を打ち出した。もちろん秋野一人の好みだけではバンドは成立しない、同時に同じ世界観を好むメンバーに出会えたのは秋野にとっては幸運だったし、成り立ち的に最強のメンバーになる兆しはあった。そんな秋野が初めてギターと出会ったのが中学の頃だった。好奇心から高校でエレキギターを買い、導かれるように音楽に没頭していった。ボーカルをやり始めたきっかけは「当時ボーカルがいなかったから」。その後、秋野を本物のボーカリストに育てたのはオーディエンスだった。聴き入った彼らは秋野の歌声に拍手と身体を動かすことで反応した!その反応は秋野をボーカリストとして育てたのは間違いない。自らのメッセージとして日常で時折感じるマイナス思考や自分の中の負の感情をポジティブに置き換えた。「自分たちの音に共感してくれたり、応援してくれるから、また頑張っちゃう」と秋野は語る。しかし僕らはわかっている。共感や応援したくなるような作品を提供してくれているのが秋野であり、「鶴」なのである。このスパイラルはミュージシャンとリスナーの関係値として最強で最高な状態であることは間違いないし、その関係値が「鶴」を育てるのだろう。もちろんこんな状態を創出できたのは「鶴」をしっかり支え、彼らの音楽性を誰よりも理解し、言うべきことをしっかり伝えてくれていたマネージャーの存在があってこそ。もはや4人目のメンバーである。テクニック、個性、トレンド、活動力、メッセージ性、パフォーマンス様々な要素を求められるバンドでありミュージシャン。しかし、何よりもこれがなければその一歩は出せない。それは人に対する想いや愛なんだと思う。秋野にはそんなソウルがてんこ盛りだ。

 

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2018.07.13

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