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EPISODE002
東京藝術大学で彫刻を学んでいた学生時代、お手伝いとして参加した「サンドアートイベント」。そのとき「サンドアーティスト保坂俊彦」として活動していくとは全く予期していなかった。幼少期から粘土で何かを作り出すのが好きで、絵を描くより立体に興味を持っていた保坂は東京藝大で大事な基礎を作れたと振り返る。ものづくりに於ける意識が高く、それでいてもちろん作品のレベルは高い。まさにこの環境そのものが保坂俊彦を創り上げていった。日本人のサンドアーティストが少ない分、世界大会も日本で開催されることが少ないサンドアート。数少ない国内イベントや海外での大きな大会に参加してきた保坂は、自身の中にいつも温めている目標がある。それは首都圏などの大きな都市で大規模なサンドアートイベントをすること。天候の不安定さや大量にトラックで輸送する何トンもの砂、そして広大なスペース。こんなに制作環境が厳しいにもかかわらず、作品は残らない。だからこそ敢えてなかなか打ち出せない大都市で創り出したいという想いはその後目標として少しずつ具現化し始めた。新宿中央公園での作品「ゴジラ」は圧巻だ!永遠には残せないアート。しかし、当の本人は壊すことには抵抗はないようだ。創り出し、壊してまた同じ砂で新たな作品を生み出す。「そのときその場所」でしか出会うことができないアート。それがサンドアートの魅力であり、保坂が魅了された世界観なのだろう。
2018.01.24
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