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島口哲朗

EPISODE002

日本人選手の活躍が期待される2020年東京オリンピック。昨今では「サムライ」という言葉がキャッチーに使われる。言わばコンテンツの一つといった感覚であろう。しかし「サムライ」を背負う男はそんな感覚とは無縁だ。日本の「サムライ」を背負う男、島口哲朗のフルスロットル(全開)な「サムライ」との向き合い方は全く違う次元の世界だ。島口に言わせれば「サムライ」とは未来永劫伝承していくものであり、日本の象徴として背負うということ。島口自身海外に赴き殺陣をレクチャーすることが多いのだが、まさに「日本の侍」に誇りと覚悟をもって伝えている。それだけ海外でも「サムライ」はリスペクトされる存在なのだ。だからこそ島口は「日本人とは」を常に探求し、有るべき姿の「サムライスピリット」を世界にむけて放つ。「これから青い目のサムライが生まれる」そう語る島口は、「サムライスピリット」が国境を超えた多くの世界にたくさんいるのだと教えてくれた。だからこそ自分たちは責任と覚悟と誇りを忘れてはいけないと常に自身の魂に言い聞かせているようだ。パフォーマンスするうえで大事にしているのは自身の生の体験やその感覚。神格化されても「人」が生み出したパフォーマンス、すべては人生にヒントがあると考えている。「サムライ」をパフォーマンスとして成立させるうえでアクションという領域にも触れることがある島口だが、「激しいパフォーマンス」が良いものとは限らない。刀を抜くということは「命を懸ける」ということ、間合いを見ていかに刀を抜かずにいられるか静かなパフォーマンスであってもそんな命のやり取りが感じられる。だからこそ刀を抜くときはいつだって「覚悟した間合い」で抜く。それがなければ嘘になってしまう。島口の全開で生き抜く姿勢は、刀を抜く瞬間にも当然同様だ。世界はそんな島口の生き方に惚れているんだと感じる。

 

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2018.06.08

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