落語家

三遊亭歌太郎

心と本気で向き合った落語には命が宿る

落語家 – 三遊亭歌太郎

日本の伝統話芸「落語」に魅了され落語界に入るべく大学を中退。三遊亭歌武蔵師匠のもと、見事2017年NHK新人落語大賞を受賞した三遊亭歌太郎。若くして毎年多数の賞を受賞し続けている、落語界期待のホープである。近代落語と表現するのが適切かどうかだが、昨今の落語は「落語家ブーム」であり、それこそイケメン噺家や、ブラックユーモアたっぷりの噺家、まるで演劇を見ているかのような素晴らしい演技力の噺家、さらには落語界そのものがストーリーとなるアニメーション作品など、何かと話題に溢れている落語。そんな中で独特なテンポ感とおっとりした風貌から突然変幻するアグレッシブな表現。歌太郎はお客を歌太郎ワールドにあっさり引き込んでしまう。彼が初めて落語に出会ったのは大学の落研に勧誘されたのがきっかけだった。新入生歓迎会で半分騙されたように入った落研、当初20人いた同期は大学3年の頃にはたったの3人になっていた。しかし、どんどんと落語の魅力にはまっていった彼は大学2年生の時には落語家に入門することを決意。親の反対を押し切って大学を3年の終わりに中退し、すぐさま三遊亭歌武蔵の門を叩いた。一定期間の見習い期間を経たのち、前座で「歌ぶと」として高座にあがるようになる。やんちゃも多かった。もちろん彼なりの「覚えてもらう!」が大きな理由だが、なんと二度も破門を言い渡された。それを何とか必死につなぎとめ、2008年11月11日に二ツ目に昇進。先代の名前から「歌太郎」をもらい、晴れて「三遊亭歌太郎」の名を掲げ、今に至る。自分でも言っているが、実は口下手で人前でしゃべるのが苦手。しかしひとたび「歌太郎」という役をかぶり、高座に上がれば紛れもなく噺家「三遊亭歌太郎」がそこにいる。注目の若手、三遊歌太郎の貴重な素顔に触れることができた。

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