Artist

増田敏也

進路は考え探すことではなく 感じることで拓かれる

Artist – 増田敏也

子供の頃「ファミコン」や「ゲームボーイ」にはまっていた世代は多いのではないだろうか。今では画質の良いゲームを楽しむことができるが、ふと「ファミコン」の時にみたドット絵を見ると懐かしい気持ちになる。そんなドットの世界を陶芸で生み出す作家がいる。造形作家の増田敏也だ。元々金属工芸出身だった増田は独学で陶芸を勉強し、「えっ!」と人々を驚かせる作品を創造してしまった。この一風変わった作品は作り方も一風変わった手法だ。ろくろなどは使わず、板状の土を積み重ね、削り出していくというもの。彼の作品は陶芸という伝統的な世界に新たな風を巻き起こしたようだ。「陶芸(アナログ)×デジタル」その相反する二つの世界観が合わさることで創造される世界。見事に組み合わさっている。現代アートの領域も日々広がっていく中で、彼のようにモチーフが「日常品」であるからこそ、「人」を感じさせ、ドットという視覚からのアプローチと陶芸といった質感からのアプローチは観る人の足を止める。それらのモチーフは「身近なもの」だ。工業製品や料理など、生活に身近なものをモチーフとする彼の作品には人々の営みを感じさせ、ドットの世界の中に「ある日の懐かしさ」を感じる。そんな作品が評価され、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に作品を出展、NY・ロサンゼルス・ドイツ・トルコ・韓国など海外での活動も精力的に展開する中、もちろん日本での展開も目覚しい。個展やグループ展、アートフェアに様々な受賞歴。ここ最近ではTVにも引っ張りだこである。そこには増田の独自性が輝いているから。日本の伝統文化でもある陶芸。その陶芸を世界に届けていく切り口を作ってくれているようだ。そんな増田が作品作りに於いて伝えたいメッセージは、観る人それぞれの「物語」である。作品を通して想い起こすそれぞれの「物語」がスタートするきっかけを増田は創り出している。

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