Physical Comedian – 岩佐麻里子

アメリカ最大級のサーカス団「Ringling Brothers. And Barnum & Bailey Circus」に所属し、2017年5月の解散までの4年間、クラウンとして活躍したフィジカルコメディアンの岩佐麻里子。彼女がフィジカルコメディを知ったのはニューヨークに渡って3年後だった。もともとダンスやミュージカルが大好きで、「派手なことをしたい！」と渡ったアメリカ。しかし彼女が心惹かれたのはフィジカルコメディと呼ばれるものだった。「これなら自分のやりたいことをすべてやれるのでは！」と入ったフィジカルコメディの世界、その先にあったのは世界最大級のサーカス団での「クラウン」だった。自分のやりたいことに素直に向き合った彼女にとって「サーカス」という世界は予想外のことだった。しかしこれを天職というのだろうか、フィジカルコメディという表現方法は、クラウンとして花開いた。サーカス団で最も重要な「クラウン」としてステージに立ち、「日本人であることも一つの個性」と語る岩佐。多種多様の人々が共存する世界で生き抜いてきたからこそ、その言葉に自信やプロ意識、そして説得力を感じる。岩佐麻里子のさらなる活動が楽しみだ。