Stage Director
Stage Director – 中村ノブアキ
シアターカンパニーJACROW代表であり、脚本家そして演出家の中村ノブアキ。横浜国立大学在学中に演劇活動を開始し、2001年に「シアターカンパニーJACROW」旗揚げを行う。社会派にこだわったテーマは多くの人々を魅了し、現実に起こった事象を徹底的に独自の視点で描き切る。様々な賞を受賞し、自らも「舞台」という板の上に立つ演劇人。様々な劇団がある中、中村の率いるJACROWが打ち出す作品が面白いのは、当たり前のように暮らすこの「日本」という国で、「日本人とは?」という視点を崩さないこと。「日本人」として当たり前に生きている我々が、中村の作品を力を抜いて観劇してみると、作品が終わった後に日本人らしい「侘」「寂」「情」、そんな懐かしさや優しさを感じる。まるで、物の価値観や生き方などを整理するにはとっても気の利いたきっかけを作ってくれているようだ。もう少し簡単に表現すると、常に「自分を振り返れる場所」。そんな中村JACROWを是非味わってもらいたい。何かを発見できると思う。