BONSAI Artist
BONSAI Artist – 秋山実
第34回日本盆栽作風展で、史上最年少で盆栽界の最高峰の賞である「内閣総理大臣賞」を受賞。日本独自の「盆栽芸術」を世界に響かせる秋山実。盆栽本来の魅力に魅せられ、伝統を受け継ぎながら世界各国の盆栽愛好家のトレーニングまでこなす秋山は高校卒業後、盆栽界の巨匠小林國雄氏の弟子となり、修行を通して盆栽はもちろんのこと、生き方など多くの学びを得た。盆栽とは「芸術」であり、「生き物」である。それらは芸術としての「創る」という行為と生き物として「育てる」という両面の向き合い方をしなければならない。だからこそ「簡単には思ったようにはならない反面、そこが盆栽の魅力」と語る秋山はこれらの盆栽文化が世界で根付くことを期待し貢献している。もともと鎌倉時代には武士階級の趣味として広く普及しており、江戸時代そして明治時代と盆栽の栽培は粋な趣味としてポピュラーであった。しかし手間と育成年数が必要なため、次第に熟年層の愛好家が多くなり厳正な扱いになってきてしまった。秋山は海外での注目をさらに発展させワールドワイドで、家族みんなで育てて行くような「つなぐ存在」としての盆栽界を創り出そうと奮闘している。海外の盆栽動向を是非知ってほしい。盆栽へのイメージがガラッと変わるはずだ!