Film Director
Film Director – 安川有果
第25回日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞受賞。着実に映画監督への道を確実にしているのは、女性映画監督 安川有果だ。映画好きの姉の影響で「ちょっとおしゃれなミニシアター系」に親しむようになった。その後、絵画と映像に興味を持っていた彼女は、トータルで学べる美術学校に進学した。そこで写真、映像、絵画など多くの芸術を学ぶ中、安川がもっともやりがいを見出したのは映画作成であった。映画には彼女の好きな「被写体」「風景」「ストーリー」すべてが合わさっていた。在学中に映画に目覚めた彼女は映画監督への道を歩み始めプロとしての自覚と向き合うようになる。彼女が創り出す映画作品のコンセプトは「想像を膨らませられる作品」作り。その時代の社会性を取り入れ、「今」に意味がある作品づくりを目指している。賞をとることを目標にする監督も多い中、彼女は仲間と創り出すことに喜びを感じている。この先、自身の成長とともに表現手法も変化を遂げるであろうが、安川の映画作りに向き合う姿勢は、決してブレることなく「今」をスクリーンに映し出してくれるだろう。